相続人の争いを未然に防ぎ、円滑な事業承継のために遺言書を作成した事例

事案の概要

会社を経営している相談者が、相続になったときに兄弟間で揉めることがないよう、長男に円滑に事業を譲り渡す内容の公正証書遺言を作成したいというご相談でした。

解決方法

まずは、相談者から事業内容や事業に対する想いをお聞きしました。その上で、後継者の方以外の方から不満が出ないよう、適切な金額の財産を兄弟間で相続される内容の遺言書を作成しました。遺留分侵害額請求をする場合、事業に関係しない財産から請求をするよう遺留分の負担の順序の指定をしました。また、相談者の事業や後継者に対する想いを付言事項として遺言書に記載しました。

解決のポイント

まず、遺言を作成する方の事業に対する想いや、相続人への想いをお聞きし、その想いを遺言書に反映されるよう工夫しました。具体的には、法的な効力を持つものと、法的には効力がないものの相続人に伝えた方が良いものに分けて記載しました。また、事前に公証役場に遺言書案を提出して、作成日に齟齬が生じないよう、すり合わせを行いました。

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